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プライベート・エクイティ価値創造の投資手法

プライベート・エクイティ価値創造の投資手法
マイケル・J. コーバー
プライベート・エクイティ価値創造の投資手法
定価: \3,570
販売価格: \3,570
人気ランキング: 72772位
おすすめ度:
発売日: 1999/12/01
発売元: 東洋経済新報社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送


分かりやすく解説
メザニンやエクイティ、シニア融資など、金融の難解な分野を分かりやすく書いてくれている。
特にIPOとM&Aのからみで、プレイベートエクイティを語った所が、読んでいて良かった。
入門書としては、かなりハードルが高いかもしれないが、チャレンジして読んでみると学びがあると思います。

VC中心の投資論
PEは正確には「未公開企業への投資」であり、ファンドとしてはVC、バイアウトファンド、MBOファンド、再生ファンド、メザニンファンドなどが含まれるが、本書では中でもVCの視点で書かれていると考えてよいだろう。VC投資の基礎について時代背景、VC特有の手法、業界慣習等に加え、投資理論をバランスよくまとめている。
特にVC業界における当時の日米比較、日本のVC-IPO市場の問題点の分析については興味深い指摘が多々あるものの、発行から7年経過したいま、日本の証券市場におけるVCの意義も大きく変化しており、その変化を考慮に入れて読む必要がある。
投資先選定、投資、回収にいたる実務的なファイナンス理論は、ほとんど8章?12章に集約されており、実務での参照に耐えうるものではない(本書もそれを意図していないだろう)。その部分は他のファイナンスの教科書を参照する必要がある。
それゆえ本書に登場する計算式は数少ないにもかかわらず、基本的な箇所でIRRの計算が間違っていた(P116)。
出版社に指摘したところ、その指摘を受けて次版より改定されるとのこと。

プライベート・エクイティを網羅的に取り扱った入門書
本書は1999年に発刊されたプライベート・エクイティPE全般を取り扱った入門書である。リップルウッドによる長銀買収以降、PE関連本が世に出るようになり、最近でこそ「バイアウト」(パンローリング)のような好著が翻訳されるようになった。しかし、今でもPEを知るための格好の入門書と言える。

 本書では、PEファンド、PE投資家、PE関係者、投資対象企業など様々なスタンスからPEの効用や留意点が記述されている。
 PE自体の経営管理の記述も興味深い。PEの経営管理と言えばその投資管理手法や投資回収、資金集めについて記した類書はあるが、加えて人的資源管理にも触れたものは少ない。
 また、成長企業へのリスクマネー供給者であるVC、業況不振に陥った企業へのマネー供給者であるバイアウトファンド、事業投資で事業機会を捉えるコーポレートVCなど、成長と再生の両ファンドともに扱い、相対比較できる点も興味深い。

 今、わが国ではターンアラウンド関連PEが官製を含めて雨後の筍のごとく設立された。しかし、斯様な状況にあって本書を久方ぶりに開けてみても、新鮮味は失われてない。


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